最高エネルギー宇宙線を探れ 巨大施設「テレスコープアレイ」拡張始まる 米ユタ州

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組み立てが終わり、予定地に設置されるのを待つ地表検出器。手前は設置準備を進める研究者たち=米ユタ州デルタで2019年2月5日、須田桃子撮影
組み立てが終わり、予定地に設置されるのを待つ地表検出器。手前は設置準備を進める研究者たち=米ユタ州デルタで2019年2月5日、須田桃子撮影

 【デルタ(米ユタ州)須田桃子】宇宙から飛来する非常に高いエネルギーを持った粒子「最高エネルギー宇宙線」を観測する巨大施設「テレスコープアレイ(TA)」の拡張工事が米ユタ州で始まる。米政府機関閉鎖の影響で手続きが遅れ、研究者をやきもきさせたが、米国の土地管理局が今月、土地の利用を許可した。TA実験は日米韓など6カ国による国際共同研究で、今回の拡張に伴う主な費用約5億円は日本が負担する。現地では地表に設置する粒子検出器の組み立て作業が着々と進んでいる。

 ユタ州の州都ソルトレークシティーから南南西に約200キロの小さな町デルタ。TA実験の拠点の一つ「宇宙線センター」の敷地には、設置を待つばかりの検出器約240台がびっしりと並んでいた。宇宙線が地球大気と衝突して生成された粒子をとらえる装置だ。屋内では、日本や韓国の研究者が、送られてきた部品を架台に取り付けていた。

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