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しなやかな「内視鏡手術支援ロボット」公開 慶大医学部チーム

慶応大が開発した手術支援ロボット。右上のモニターを見ながら医師が操作する=同大提供

 慶応大医学部のチームは、体内に挿入する部分(直径34ミリ)が柔軟に曲がる内視鏡手術支援ロボットを開発し、試作機を公開した。患者の負担が小さく、体の深い部分にも届くようになるという。2020年代半ばの実用化を目指す。

    開発した手術支援ロボットについて説明する和田則仁・慶応大専任講師=東京都新宿区信濃町の慶応大学病院で2019年2月7日午後2時47分、荒木涼子撮影

     手術では、胸や腹に開けた穴から手術器具が付いたロボットを挿入する。既存のロボットは体に入れる部分が曲がらないため、患者の体に複数の穴を開ける必要があった。約3億円という価格も病院の経営を圧迫した。

    慶応大が開発した、柔軟に曲がる手術支援ロボット=同大提供

     試作機は先端に手術器具と3Dカメラが付いている。これらも曲がるため、口や肛門から挿入することも可能だ。今後、膵臓(すいぞう)など体の深い所の臓器も小さい傷で手術できるよう改良するほか、小型化して傷口が3センチ未満となるよう目指す。また、器具が患部に触れた際、操作する医師の手に感触が伝わる機能を加え、より安全で正確に手術できるよう研究を進める。

     20年には臨床試験(治験)を始める予定。販売価格は未定だが、チームを主導する和田則仁専任講師(外科学)は「他の手術ロボットと販売競争できる価格にしたい」と話す。【荒木涼子】

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