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避妊や中絶、具体例明記 指導要領外の性教育、都が手引素案

 東京都教育委員会は、教員向けの「性教育の手引」に、中学の授業で学習指導要領の範囲を超えて避妊や人工中絶を扱う場合の具体例を明記する。素案が7日の作成委員会(委員長=石川哲也・神戸大名誉教授)で了承された。昨年、足立区立中学が3年生の授業で避妊や中絶を取り上げたのに対して都議が「不適切だ」と批判し、性教育のあり方が議論になったのを踏まえ、姿勢を明確にする。

 石川委員長によると、手引は全国各地の教委が作成しているが、学習指導要領を超える授業の具体例を示したものはないという。

 現在の都教委の手引は小、中学編が2004年、高校、盲・ろう・養護学校編が05年から使われており、年度内に全校種共通の1種類に改訂する。

 素案では、学習指導要領を超えた内容の授業をする場合、事前に保護者の理解を得る必要があることを強調。昨年11月から都内の中学5校で産婦人科医を招いて実施したモデル授業の指導案を紹介し、「避妊法としてコンドーム、ピルに触れ、ピルは女性の体調管理のためにも使用することにも触れる」「母体保護法や、人工妊娠中絶による心と体への影響について理解させる」などと記述した。保護者の理解を得るための通知文のひな型も盛り込んだ。

 都の昨年8月の調査では、都内で指導要領を超えた内容の授業をしている中学は9%にとどまる一方、半数近くの校長が「指導要領外の指導も必要」などと回答していた。【市川明代】

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