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第94回センバツ高校野球

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新生の一歩

智弁和歌山 選手紹介/2 佐藤樹選手/黒川史陽主将 /和歌山

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 <第91回選抜高校野球大会>

人一倍大きな声で 佐藤樹(たつき)選手(2年)

智弁和歌山の佐藤樹(たつき)選手=和歌山市冬野の同校で、砂押健太撮影 拡大
智弁和歌山の佐藤樹(たつき)選手=和歌山市冬野の同校で、砂押健太撮影

 チーム一の元気印。日ごろは守備練習でも打撃練習でも人一倍大きな声を出し、雰囲気を盛り上げる。高嶋仁名誉監督からは「他の選手たちを元気づけるため、試合に出場させている」と冗談交じりに評されたほどだ。

 中谷仁監督からは、必要な時に声を出すよう求められ、守備で走者が出た時に投手に想定される攻撃をアドバイスしたり、ベンチでもバッターボックスに立つチームメートに投手の球種などを伝えたりしてサポートしている。

 長距離打者ではないが、犠打など小技をきっちりと成功させる堅実なプレースタイルが持ち味。「ボテボテの安打など、どんな形でもいいので泥臭く出塁する選手になりたい」と語る。

一球一球を大切に 黒川史陽(ふみや)主将(2年)

智弁和歌山の黒川史陽(ふみや)主将=和歌山市冬野の同校で、砂押健太撮影 拡大
智弁和歌山の黒川史陽(ふみや)主将=和歌山市冬野の同校で、砂押健太撮影

 力のあるスイングを武器に昨年センバツでは準々決勝で4打点、準決勝では3打点といずれもチーム一の得点を挙げ、準優勝に大きく貢献した。「昨年のセンバツは先輩に引っ張ってもらった。今回は自分たちで切り開く」と語る。

 主将として、練習やコンディションなど一人一人と積極的に言葉を交わし、チーム全体と選手個々人の状況把握に日々努める。

 練習でもノックを受ける時には足の運び方やグローブの出し方などを入念に確認し、一球一球を大切にする姿勢を背中で見せる。

 父洋行さん(43)は上宮(大阪)の主将として1993年センバツを制した。父も務めた重責を担い、「狙うのはもちろん、昨年を上回る優勝」と決意は固い。

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