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1994(平成6)年の第66回大会は、平成の高校球界をリードした智弁和歌山と常総学院(茨城)が決勝でぶつかった。
9年ぶり2回目のセンバツ出場の智弁和歌山は1回戦で秋田を破り、春の甲子園初勝利を挙げると、2回戦から横浜(神奈川)、宇和島東(愛媛)、PL学園(大阪)と優勝経験のある実力校を次々と撃破して決勝に進出した。
一方、2年連続3回目出場の常総学院は1回戦の岡山理大付戦で佐久間尚喜内野手が、個人1試合最多連続犠打の新記録となる5打席連続犠打をマーク。機動力野球と堅い守備に試合巧者ぶりも加わって、初の頂上決戦に勝ち上がった。
智弁和歌山・高嶋仁、常総学院・木内幸男の両監督の采配合戦も見どころとなった決勝。常総学院が先制、智弁和歌山が逆転した後、常総学院が追い付く展開となり、土壇場の九回、強豪に打ち勝ってきた智弁和歌山が決勝点を挙げた。
この回、2四球と投手強襲安打で1死満塁とし、この試合2度目の救援をしていた常総学院・高谷睦樹投手を退け、2死後、8番・藤田久嗣外野手が三遊間を破る2点適時打を放った。
初優勝の智弁和歌山は、笠木伸二、松野真人両投手の継投で全5試合を戦い抜いた。全試合を継投策で戦い、優勝したのは87(昭和62)年の第59回大会のPL学園以来、3校目。投手の負担を軽減するために日本高校野球連盟が提唱してきた「複数投手制」を敷いての栄冠だった。=つづく
▽決勝
智弁和歌山
000014002=7
002000030=5
常総学院
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