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笠松将

「響」「西郷どん」「デイアンドナイト」… 爪痕残す期待の個性派の素顔

インタビューに応じた笠松将さん

 昨年、映画「響 -HIBIKI-」やNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」などに出演し、じわじわと注目を集めつつある俳優の笠松将さん。いわゆる爬虫(はちゅう)類系に分類されるルックスと、一筋縄ではいかないような独特の雰囲気をまとう26歳。出演シーンの多少にかかわらず見る者の心に必ず爪痕を残す、期待の個性派だ。俳優の山田孝之さんがプロデューサーの映画「デイアンドナイト」での演技も話題となっている笠松さんの素顔に迫った。

いい意見も悪い意見も言ってもらえる方がいい

 笠松さんは1992年11月4日生まれ、愛知県出身の26歳。2013年公開の映画「生贄のジレンマ」を皮切りに多数の作品に出演。前述の「響 -HIBIKI-」では、主人公・鮎喰響(あくい・ひびき、平手友梨奈さん)に指を折られる文芸部の先輩、「西郷どん」では、腐敗した明治新政府への抗議の切腹で命を散らす横山安武を演じ、視聴者に強い印象を与えた。

 作品ごとにさまざまな反応があることについて、笠松さんは「いい意見も悪い意見も言ってもらえる方がいい。作品に出ても何も言ってもらえない、そもそも見付けてもらえない時期が長かったので、反応があること自体がうれしいです」と笑顔を見せる。

 俳優としてのキャリアは6年目。その第一歩は「すごくフワっとしていて、『こういう作品に出たい』とかも全く無くて、何となく『できそうかな』という軽い気持ち。なめていました」と正直に明かす笠松さん。

 「だから最初は本当にうまくいかなくて(苦笑い)。現場で自分と何が違うのか、少しずつ先輩の姿を見て学んでいきました。あとは『この俳優さんを起用していた監督の他の作品を見てみよう』とか、逆に『この監督がよく起用している俳優さんの別の作品を見てみよう』とか……。元々映画好きでもなかったし、ドラマも有名なものしか見てこなかった。お芝居が好きっていうタイプではないし、今でも決してお芝居が好きとは言い切れない。ただ、まだ何一つ満足していない。これだけですね」と力を込める。

リアルタイムで見たいと思ってもらえる人になりたい

 そんな笠松さんにとって、俳優として喜びを感じる瞬間はどのような時なのだろうか?

 「台本は僕にとって最低限の約束」とも話す笠松さんは、「だからと言ってアドリブをバンバン足すっていう意味ではないんですけど……。僕は何か一個は挟みたいタイプなんです。異様な強さがあったり、怖い人間だとしても、その様を維持するわけではないので、そこに弱さを足してみたり。何かしら演じるキャラクターの反対の様相を、いけるところでは必ず足したい。それがうまくいった時ですかね」と楽しそうに語る。

 俳優としての目標は「やっぱり見てもらえる人になりたいですね」と明確だ。「この仕事って成功例はたくさんあって、ある意味で分かりやすい。ただ前提として、やっぱり見てもらえないと始まらないですし、そのためには僕が出ているから劇場に見に行きたい、リアルタイムで見たいって思ってもらえる人になりたいです」ときっぱり。

 「自分がそうなっていかないと、自分がいいと思ったものを共有することはできない、そこに時差が起こってしまうので。だからそれが一番。出ている作品にとってもハッピーですし、難しいこととは思うんですけど、そこにどんどんと近付けるようやり続けるしかないですね」と今後に向けて意気込んでいた。

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