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新元号 良い意味、漢字2字…6条件沿う案で絞り込み 選定作業本格化

記者会見で、「平成」と書かれた額を掲げて、新元号を発表する小渕恵三官房長官=首相官邸で1989年1月7日、東京本社写真部員撮影
新元号の選定手続き

 政府は8日、皇位継承に伴う新元号の選定手続きについて、1989年1月の「平成」への改元手続きを踏襲することを決めた。菅義偉官房長官が議長の「元号選定手続検討会議」を持ち回りで開いて決定し、この日の閣議で報告した。4月1日の新元号公表に向けた政府内の選定作業が本格化する。また政府は、新元号の公表直前に、天皇陛下だけでなく皇太子さまにも新元号を報告することを検討中だ。

 検討会議は菅氏のほか、西村康稔、野上浩太郎、杉田和博の3官房副長官▽古谷一之官房副長官補▽横畠裕介内閣法制局長官▽山崎重孝内閣府事務次官――の計7人で構成。菅氏は記者会見で、改元の政令を4月1日に閣議決定した上で、国民に周知する公布も同日に行うと表明した。

 政令は、皇太子さまが新天皇に即位される5月1日から新元号を施行するとの内容。皇位継承前のため、今の天皇陛下が署名して公布する。新元号は、新天皇となる皇太子さまにも公表前に報告される見通しだ。

 選定手続きはまず、首相が「若干名」の学者に考案を委嘱し、各学者に意味や典拠を付けた上で2~5案を提出するよう求めることから始まる。官房長官は元号案を検討して整理。(1)国民の理想としてふさわしい良い意味を持つ(2)漢字2字(3)書きやすい(4)読みやすい(5)過去に元号や天皇のおくり名として使用されていない(6)俗用されていない――の6条件に沿った案を絞り込む。

 その後、内閣法制局長官の意見を聞いて原案を数個に絞り、有識者懇談会に示してその意見を首相に報告。首相が衆参正副議長に連絡して意見を聞いた上で全閣僚会議で協議し、政令を閣議決定する。

 手続きはほぼ完全に前例を踏襲しているが、事前に準備に着手できるのが大きな違いだ。現憲法下で初の改元となった89年の手続きは天皇逝去が前提だったため、事前の作業を公にできなかった。学者への委嘱や案の回収は極秘に行っており、昭和天皇の逝去当日に改めて電話で正式な委嘱を伝えた。有識者懇談会開催などの選定手続きも、逝去の日の朝の閣議で決定するなど慌ただしかった。

 改元手続きを担当する内閣府総務課は「今回は、2月のうちからできることを少しずつ進めたい」としている。【樋口淳也、野間口陽】

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