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統計不正、国会招致 前統括官、指摘を放置 甘い追及、野党不発

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衆院予算委員会で統計不正問題について答弁に向かう厚生労働省の大西康之前政策統括官(左)=国会内で2019年2月8日、川田雅浩撮影
衆院予算委員会で統計不正問題について答弁に向かう厚生労働省の大西康之前政策統括官(左)=国会内で2019年2月8日、川田雅浩撮影

 厚生労働省が公表する「毎月勤労統計」の不正調査が焦点となった8日の衆院予算委員会は、同省の統計担当責任者だった前政策統括官が参考人招致され野党が追及したが、答弁に目新しさはなかった。同統計を基にした賃金の伸びについても論戦が交わされ、安倍晋三首相は持論を繰り返した。

 「自分ではチェックしていなかった」。8日の衆院予算委員会に参考人として答弁に立った大西康之・前政策統括官(1日に官房付に更迭)は、毎月勤労統計の賃金の高い伸び率にエコノミストから疑問の声が上がり、総務省統計委員会も不自然さを指摘していたのに、自ら検証していなかった。大西氏の不作為が改めて露呈した形だ。

 政策統括官は厚労省の統計部門トップの局長級幹部。質問した立憲民主党の川内博史氏は「チェックしていないとドヤ顔で言われても……。もっと早い時期に(検証)していれば、当然(不正調査に)気づいたはずだ」とあきれた。

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