首相、統計不正「責任を痛感」 統一地方選や参院選へ結束呼びかけ

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自民党全国幹事長会議であいさつする安倍晋三首相。左は二階俊博幹事長=東京都千代田区の党本部で2019年2月9日午後4時11分、藤井太郎撮影
自民党全国幹事長会議であいさつする安倍晋三首相。左は二階俊博幹事長=東京都千代田区の党本部で2019年2月9日午後4時11分、藤井太郎撮影

 自民党は9日、都道府県連の幹部を集めた全国幹事長会議を党本部で開いた。安倍晋三首相(党総裁)は、5月の改元や6月の主要20カ国・地域(G20)首脳会議の大阪開催などに言及し、「戦後一貫して政治の背骨を担ってきた自民党こそが新たな時代に責任を果たし、結果を出していかなければならない」と強調。春の統一地方選、夏の参院選について「勝ち抜いていこう。力強い支援を心からお願いする」と結束を呼びかけた。

 首相は、厚生労働省の毎月勤労統計の不正調査問題について「長年にわたって不正な調査を見抜けなかったことに責任を痛感している」と陳謝。そのうえで「徹底した検証を行い、再発防止に全力を尽くす」と強調した。ただ、実質賃金の伸び率を高く見せかけた「アベノミクス偽装」と野党が批判していることについては「この問題と私たちが進めている経済政策『アベノミクス』とは全然関係ない話だ」と反論した。

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