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映画

北欧の「今」知る映画祭開幕 注目は移民ら描く「アマチュアズ」 渋谷で15日まで

「アマチュアズ」のワンシーン

 北欧諸国の映画を紹介する「トーキョーノーザンライツフェスティバル 2019」(同実行委員会主催)が東京・渋谷のユーロスペースで9日、始まった。フィンランドやスウェーデン、ノルウェー、デンマーク、アイスランドなどの計14作品を15日まで上映する。

「アマチュアズ」「イート・スリープ・ダイ」のガブリエラ・ピッシュレル監督。母はボスニア人、父はオーストリア人。1980年、ストックホルムで生まれた

 注目は、北欧最大の国際映画祭「ヨーテボリ映画祭」で最優秀ノルディック映画賞を受賞した「アマチュアズ」(スウェーデン、2018年)だ。小さな町に外資系の巨大スーパーを誘致しようと、町議会がPR動画の製作を高校に依頼。移民家庭の生徒2人がスマートフォンで撮影を始める。移民2世のガブリエラ・ピッシュレル監督は、グローバリゼーションの波が地域や人々の内面にもたらす変化を、少女たちのカメラに映し出す。長編デビュー作の「イート・スリープ・ダイ」(12年)も日本初公開する。

 今年、日本との外交関係樹立100年を迎えたフィンランドからは5作品を特集。サイレント映画「村の靴職人」(エルッキ・カル監督、1923年)は、上映中にライブでピアノの伴奏がある。「若き兵士たち 栄光なき戦場」(ラウニ・モルベルイ監督、85年)は第二次世界大戦中の対ソ連戦が題材だ。「オンネリとアンネリのひみつのさくせん」(サーラ・カンテル監督、2017年)は、女の子2人が活躍する児童文学が原作のシリーズ第3作。シングルファーザーの育児奮闘コメディー「マン&ベイビー」(マルヤ・ピューッコ監督、17年)や、2組の起業家のビジネスを追う「アントレプレナー」(ヴィルピ・スータリ監督、18年)で同国の「今」を描き出す。このほか、首都ヘルシンキを舞台に小林聡美さんらが出演したヒット作「かもめ食堂」(荻上直子監督、05年)も上映される。

「トーキョー ノーザンライツ フェスティバル 2019」のキービジュアル(c)Chisato Tanaka

 フェスティバルは11年に初めて開かれ、今年で9回目。実行委員会は「北欧諸国は国連の世界幸福度報告書でも上位を占めるが、そのイメージにとどまらない多様な側面を知るきっかけにしてほしい。ハリウッドの大作とは違った深みのある人物造形や、作り込まれたドラマを楽しんで」としている。

 全作品とも日本語字幕。チケットは一般1500円。学生やシニア、ユーロスペース会員は1200円。上映スケジュールや関連イベントなど詳細は公式サイトhttp://tnlf.jp/ 。【岡本同世】

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