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辺野古軟弱地盤工事 くい計7.6万本に 浅瀬だけで1.3万本 防衛局報告書 /沖縄

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設に関し、政府は、軟弱地盤がある大浦湾一帯の改良工事のために浅瀬でも1万3544本のくいを打つ予定であることが8日、分かった。船を使って海上から海底に打ち込むくいはこれまで、6万3155本であることが判明しているが、それに加えて浅瀬でも打ち込むため、くいは計7万6699本に上ることが明らかになった。金属性のパイプで地中に流し込んだ砂のくい(砂ぐい)を使って約65ヘクタールの地盤を改良する。浅瀬では砂ぐいを打ち込んで水分を抜き、地盤を硬くする「サンドドレーン」工法を用いる。

     沖縄防衛局が地盤改良工事について検討した報告書で判明した。報告書に記載された羽田空港の地盤改良工事との比較では、大浦湾の地盤改良工事に使うくいの数を計約6万本と報告していた。今回、報告書にある地盤改良工事に必要な砂ぐいの概算数量を分析したところ、約6万本の他にさらに1万3544本を使うことが判明した。

     防衛局は昨年末まで、使用する砂ぐいは護岸部で2万本、埋め立て部で2万本の計4万本という想定を国土交通省や県に示していた。だが追加で実施したボーリング調査の結果を踏まえてさらなる地盤の強化が必要になると判断し、今年に入ってから使用量の想定を計約6万本まで増やしていた。

     防衛局の報告書では全ての地盤改良工事が3年8カ月で完了する工程が示されている。最大11隻の大型船が稼働することもあり得る過密なスケジュールだ。国内の地盤改良船の数が限られることなどから、現時点での試算より実際の工期は延びるとみられる。

     試算した工期通りに進めれば、大気汚染や水の濁りなど環境への負担が増すのは避けられない。

     防衛局は報告書で環境への悪影響を認めた上で「作業船が集中しないように工程を調整することで低減することができる」と記述している。

     防衛局が改良工事を予定している海域は水深約30メートルの海底から下に約60メートルの軟弱層があり、最深部は海面から約90メートルに及ぶ。 (嶋岡すみれ、明真南斗)

    (琉球新報)

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