統計不正

調査に総務省関与 厚労省検証に疑念 野党「なぜ勤労統計は身内」

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 厚生労働省の「毎月勤労統計」と「賃金構造基本統計」の不正問題の検証作業で、毎月勤労統計は厚労省の特別監察委員会が担当する一方、賃金構造基本統計は総務省の行政評価局のプロジェクトチームが担う異例の態勢となっている。政府は「問題の性質によって役割分担をさせた」と説明するが、野党は中立性や客観性を確保するなら両統計とも他省庁が行うべきではないかと批判している。

 「なぜ毎月勤労統計だけは内部で(検証を)やるのか。厚労省以外の外部で、統計の専門家にやってもらえばいい」。立憲民主党会派の大串博志氏は8日の衆院予算委員会で、賃金構造基本統計の検証だけ総務省に委ねたことに疑問を呈した。

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