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藤原帰一の映画愛

ファースト・マン 月着陸成功への道のり、命がけの危険リアルに

 いまから半世紀前の1969年、宇宙船アポロ11号の船長ニール・アームストロングは、月面に足を踏み降ろし、一人の人間にとっては小さな一歩だが人類にとって偉大な飛躍だと述べました。人類初めての月世界旅行です。

 でも、宇宙旅行を描いた映画にはひねった筋が多い。「アポロ13号」は月に着く前に事故に遭遇しましたし、私が大好きな「カプリコン・1」なんて、火星に行くはずだったけど、実は宇宙飛行士たちは着陸したかのような映像を流しただけだった。ベトナム戦争の時代にふさわしい陰謀史観ですね。

 この「ファースト・マン」は、しかし、そんなひねくれたことはしません。あくまで正攻法で、第1回の月着…

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