「安全確保の徹底を」 審議会が検証報告 /岩手
北上市で昨年4月、当時1歳9カ月の男児が十分な食事を与えられず死亡した事件で、県社会福祉審議会の専門部会は8日、検証報告書を公表した。子どもの安全確保の徹底や相談支援体制の強化を求めた。
報告書は再発防止に向け、乳幼児は環境の急な変化により短期間で死亡する可能性があることを再認識する▽早期に保護者に面接して家庭環境の確認をする▽関係機関の間に認識のずれが生じないよう役割分担を明確にする--などとまとめた。
男児の父親は妻と別居後、1人で子育てをしていた。報告書によると、男児が通う保育園が昨年2月下旬、市…
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