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沢の鶴、新たに大吟醸 ヤンマーと共同開発 3月1日から販売

「沢の鶴X02」をPRする西村隆社長=神戸市灘区の沢の鶴資料館で2019年2月6日午後2時50分、峰本浩二撮影
ドローンを使って「沢の鶴X02」で使う稲の育成状況を確認する関係者=農園屋五葉提供

 清酒大手「沢の鶴」(神戸市灘区)は、農機具メーカーのヤンマー(大阪市)と共同開発した純米大吟醸酒「沢の鶴X02(エックスゼロツー)」を3月1日から販売すると発表した。両社による「酒米プロジェクト」の第2弾。日本酒業界としては初めて種子から醸造まで追跡できる「トレーサビリティー」(生産流通履歴)を導入。ドローンを使った酒米育成などヤンマーのICT(情報通信技術)も活用した。熟した果実のような香りに仕上がったという。【峰本浩二】

     沢の鶴とヤンマーは2016年にプロジェクトを開始。「山田錦」と双璧をなす酒米を作ろうと、複数の品種を交配させるなど研究を重ねた。昨年3月に、純米大吟醸酒「沢の鶴X01(エックスゼロワン)」を販売し、4000本を約3カ月で完売した。

     X02は、X01で使った酒米のうち、稲が倒れにくい▽収穫量が多い▽香りの成分が優れている――などの特長がある1品種を選んだ。山口県を中心に田んぼ約1ヘクタールで育て、約6トンを収穫。ドローンにカメラを付けて飛ばし、稲の育成状況を確認し、土壌のどの部分に肥料を加えるか判断するのに役立てた。

     瓶は従来の日本酒のイメージを打ち破る洗練されたデザイン。ラベルの二次元コードをスマートフォンなどで読み取ると、米の生産者や生育状況、醸造の時期などの情報などを追跡できる。酒米は品種登録を申請する予定で、他の酒造メーカーへの提供も検討する。沢の鶴の西村隆社長は「日本酒の新しい価値観を提供したい」と話した。

     アルコール分は15・5度。180ミリリットル入り1500円(1万本限定)、720ミリリットル入り5000円(3000本限定)。同社の公式ネットショップで予約を受け付けている。23日から沢の鶴資料館(灘区)で先行販売する。

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