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前略 金正恩委員長 核よりフランスパンを

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談笑しながら会談場に向かう金正恩朝鮮労働党委員長(左)とトランプ米大統領=シンガポールで2018年6月12日、朝鮮中央通信・朝鮮通信
談笑しながら会談場に向かう金正恩朝鮮労働党委員長(左)とトランプ米大統領=シンガポールで2018年6月12日、朝鮮中央通信・朝鮮通信

 2回目の米朝首脳会談がベトナムで開かれる。かつてアメリカと激しく戦ったアジアの分断国家、ベトナムは統一をなし遂げ、めざましい経済発展が続く。北朝鮮の指導者、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長も豊かさをつかみたいはずだが、核・ミサイルを捨てる覚悟がはっきりしない。長く北朝鮮をウオッチしてきた私はいまこそ、かの国の岐路だと思い、正恩氏へ手紙を書くことにした。【鈴木琢磨】

 ベトナムといえば、あなたの祖父、金日成(キムイルソン)主席も訪ねています。1958年11月、中国への親善訪問を終え、空路、北ベトナムの首都、ハノイへ向かったのです。画報「朝鮮」(59年1月号)には空港での歓迎風景やオープンカーに乗った背広姿の金主席が沿道の市民に手を振る写真などが載っています。とりわけヤギのような長いヒゲに人民服がトレードマークのホー・チ・ミン主席としっかり握手している一枚が目を…

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