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「本・人・まち」つなぐ

高校生作家の誕生 YAジャンルにこだわる /岐阜

 欧米では文学の中にYA(ヤングアダルト)と呼ばれるジャンルがある。私はこの図書館にやって来た時、初めてこの言葉と出合い驚いた。「アダルトと表記すると違う意味を想像するんじゃないか」と冗談交じりに司書さんたちに口走ってしまったくらいだ。

 私の子ども時代にはこういうジャンルはなかった。児童文学の先にはおとなと同じ小説や読み物に食らいついていくしかなかった。でも、中学生の頃に読み漁(あさ)ったちくま少年図書館全集は、自分たちの世代に向けて出版されたとしか思えない本ばかりだったことも思い出す。今思えばYA本の走りだったのかもしれない。当時何度も読んだ全集の中の一冊、「君の可能性」(斎藤喜博著)にこの図書館のYAコーナーで再会を果たした時には感慨深いものがあった(おまえはどこを旅してここまで来たんだいと思わず本を抱きしめたくなるほどに)。

 先日、1970年代からYA文学と呼ばれるジャンルが生まれてきたことには、現実の社会への反発、悩み、…

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