競泳

五輪の夢、18歳の覚悟 白血病公表、池江選手決断

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ジャカルタ・アジア大会の競泳女子50メートル自由形で優勝し、6冠を達成して笑顔を見せる池江璃花子選手=2018年8月24日、徳野仁子撮影
ジャカルタ・アジア大会の競泳女子50メートル自由形で優勝し、6冠を達成して笑顔を見せる池江璃花子選手=2018年8月24日、徳野仁子撮影

 来年7月に迫る東京五輪の主役に試練が訪れた。競泳女子の池江璃花子選手(18)=ルネサンス=が12日、白血病の診断を受けたことを公表した。「東京五輪では世界新記録で金メダル」。その夢は闘病しながら追うことになる。

 東京都内で開かれた記者会見で、日本水泳連盟の上野広治副会長は病名の公表は入院中の池江選手自身の決断だったことを明かした。「五輪前年ということで、他の選手への影響も含め、使命感からいち早く、病名も包み隠さず発表する決断をした」と説明した。池江選手を指導し、公表の相談にも乗った三木二郎コーチは「病気と闘っていくと決めたことで、また強くなって戻ってくると信じている。東京五輪へ向けて可能性はまだゼロでない」と力をこめた。

 池江選手は、母が自宅の風呂で水中出産して誕生した「水の申し子」で、3歳で競技を始め、小学6年で全国大会初優勝すると一気に才能が開花した。中学3年で日本代表入りし、自由形とバタフライで日本記録を何度も更新。171センチと体格に恵まれ、長い手足と柔軟性を生かした大きなフォームで推進力を生み出し、2016年リオデジャネイロ五輪女子100メートルバタフライでは5位入賞した。

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