名古屋市

小中学校授業、学年の枠や時間割廃止研究 来年度予算に1億円

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 名古屋市は12日、市立小・中学校で学年の枠や共通の時間割を廃止した授業形態の研究などを始めると発表した。画一的な教育からの転換を目指し、子どもに自主的な考え方を身につけてもらうのが狙い。相次ぐ子どもの自殺を防ぐ効果も期待する。2019年度一般会計当初予算案に事業費として約1億600万円を盛り込んだ。

 オランダで普及する教育方法「イエナプラン」などを参考にする。同プランは異なる学年の子どもが同じ教室で輪になり対話するほか、各自の成長に合わせた個別学習などが特徴だ。4月には国内初の導入例とされる私立小学校が長野県佐久穂町に開校予定。ただし公立校にそのまま導入するのは仕組み上難しいという。

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