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巧妙な伏線のとりこに 4年越し「源氏物語」現代語訳挑戦中 角田光代さん

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質問に答える角田光代さん=東京都渋谷区で2019年1月28日午後1時12分、宮武祐希撮影
質問に答える角田光代さん=東京都渋谷区で2019年1月28日午後1時12分、宮武祐希撮影

 「対岸の彼女」や「八日目の蝉(せみ)」など数々のベストセラーを生み出してきた作家の角田光代さんが、小説の執筆から遠ざかること4年。「源氏物語」の現代語訳に取り組んでいる。直木賞作家をとりこにする魅力はどこにあるのだろう。【小松やしほ】

「訳し終えたら小説が変わる」 それを楽しみに格闘

 <いづれの御時にか、女御更衣あまたさぶらひたまひける中に、いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めきたまふありけり>

 この有名なくだりで始まる「源氏物語」。高校の古典の授業で勉強したという人は多いだろう。主人公・光源氏の恋愛遍歴や、人生の栄華と悲哀を描いた、全54帖(じょう)からなる壮大な物語だ。角田さんは昨年11月、「玉鬘(たまかずら)」から「幻」までの20帖を収めた中巻を出版した。

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