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第94回センバツ高校野球

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球児の最高、捉える 明石商出身の藤尾さん 撮影8年、同窓会HPに掲載 /兵庫

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自身で撮った写真を背に野球部の思い出を語る藤尾昌義さん。実家の玄関には多くの写真が飾られている=神戸市西区で、黒詰拓也撮影 拡大
自身で撮った写真を背に野球部の思い出を語る藤尾昌義さん。実家の玄関には多くの写真が飾られている=神戸市西区で、黒詰拓也撮影

 <センバツ高校野球>

 今春のセンバツに出場する明石商の卒業生で建設機材商社社長の藤尾昌義さん(57)=神戸市西区=は2011年から野球部の写真を撮り続け、同窓会のホームページに載せている。部員たちの真剣なまなざしや笑顔を捉えた写真を楽しみにしている保護者や卒業生は多く、応援ムードを高めている。【黒詰拓也】

 藤尾さんが野球部の写真を撮り始めたのは、応援の盛り上げに一役買ってほしいと同窓会事務局長の京本常男さん(78)から頼まれたのがきっかけ。高校、大学時代に写真部に所属し、カメラが好きだったこともあり、球場に足を運んだ。

 藤尾さんの「初陣」は11年夏の兵庫大会5回戦。野球の写真を撮るのは数十年ぶりだったが、試合にのめり込んでシャッターを切った。加古川東に6-0で快勝し、流れた校歌に「じーんときた」と語る。

 同窓会のホームページに掲載する写真は当初は1試合で5、6枚だったが、近年は100枚前後に増えた。高性能のカメラや望遠レンズも買いそろえた。昨夏に82歳で亡くなった母昌子さんも藤尾さんの影響で明石商ファンになり、球場で写真を撮ることもあったという。

 藤尾さんは部員の生き生きとした表情を捉えるため、撮影場所にこだわる。明石商が出場した16年春と昨年夏の甲子園では、仕事が終わると球場に向かって野宿。翌朝、開門と同時にスタンドに走って報道カメラマン席近くを確保し、臨場感あふれるシーンを捉えた。

 球場で撮影をするうちに、自然と部員やスタッフ、保護者と親しくなっていた藤尾さん。部員たちから感謝の言葉を贈られ、保護者からは「写真を見た子どもが喜んでいます」と伝えられる。卒業する3年生には、1年の時から撮りためた写真を記録したDVDを贈っている。

 藤尾さんは「子どもたちにとって人生で最も輝く瞬間が甲子園にあるかもしれない。センバツでは涙より、最高の笑顔が撮りたい」と楽しみにしている。

〔神戸版〕

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