千葉女児死亡、父再逮捕へ 虐待対応、踏み込めず 威圧された児相、市教委
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千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さん(10)が自宅で死亡した事件は、学校・市教育委員会や児童相談所が、傷害容疑で逮捕された父勇一郎容疑者(41)の威圧的な言動に屈する形で不適切な対応を繰り返していたとみられる。権限を持ち、弁護士からの助言や警察への協力を求めることができたのに、なぜ活用しなかったのか。厚生労働省と文部科学省は再発防止に向けた検討を進めている。一方、県警は14日に勇一郎容疑者を心愛さんに対する別の傷害容疑で再逮捕し、虐待の実態解明を急ぐ方針。
「淡々と詰めてくる相手の口調に押され、向こうのペースになってしまった。今思えば、渡す前に弁護士へ相談すべきだった」
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