京都・祇園

一見さんもマナー良く 「観光公害」に新対策案

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外国人観光客らであふれる花見小路=京都市東山区で2019年2月12日、菅沼舞撮影
外国人観光客らであふれる花見小路=京都市東山区で2019年2月12日、菅沼舞撮影

 交通渋滞や私有地への無断立ち入りなど「観光公害」が深刻化している京都市の祇園で、市がマナー違反を注意するスタッフを巡回させるなどの対策を検討している。迷惑行為に悩む周辺住民のSOSに応えた形で、市は住民と相談しながら具体的な方法や導入時期などを決める。【菅沼舞】

 京都最大の花街・祇園は、市道の「花見小路」を中心に、お茶屋や屋形(置き屋)、飲食店が軒を連ねる。「一見(いちげん)さんお断り」の伝統で、もともとは他の観光地に比べて観光客数が多くなかったが、数年前から観光客らが急増。特に外国人客による私有地での写真撮影や、ごみのポイ捨て、立ち小便など、深刻なマナー違反が目立つようになっている。

 これを受け、住民団体「祇園町南側地区協議会」は昨夏、観光客の迷惑行為に関するアンケートを実施。地元のお茶屋や飲食店などからは「店内や民家へ無断で立ち入る」「芸舞妓(げいまいこ)を追いかけ強引に立ち止まらせて撮影する」「敷地内に食べ物や飲み物のごみ、吸い殻を投棄する」など200件近い被害や苦情が寄せられた。京町家の破壊・落書きなどで警察に通報したケースもあった。結婚するカップルが記念写真を撮りに訪…

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