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フィリピン

南部、自治政府樹立へ ミンダナオ和平、行方は 長い目で見れば前進 上智大・川島緑教授

 ミンダナオ地域の紛争は、宗教や社会経済対立が指摘されるが当事者は包括的な問題と捉えている。植民地時代から現代まで、マニラを中心としたキリスト教徒とミンダナオのイスラム教徒は分断されてきた。植民地時代の敵対関係や偏見は、イスラム教徒への就職差別などとして現在も残る。

 ムスリム住民の中にはMNLFやMILFに対し、中央政府の不当な扱いに対抗する民族的な英雄という見方をする人もいる。歴代政権はそれぞれの勢力と交渉する必要があり、時間がかかってきた。

 和平交渉で大きな節目となったのは、アキノ政権とMILFの「バンサモロ包括和平合意」だ。背景には双方の危機感があったといえる。1960年代に活動を始めたMILFの幹部は高齢化し、過激思想の強い若い世代に任せれば状況が悪化するという認識があり、政権側にも国際的なテロの脅威が増す中で急進派の台頭を食い止める必要があった。

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