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経済観測

持ち物の入れ替え=気仙沼ニッティング社長・御手洗瑞子

 先日、気仙沼ニッティングの東京の店舗に、若い男性客が訪れた。セーターを吟味し、試着してサイズを確かめ、「これでお願いします」と注文を決める。セミオーダーのセーターで、着る人の体形にあわせて一から編み上げる商品だ。すべて手編みなため、価格も決して安くはない。礼を言うと、その男性は「前からこのセーターがほしかったのです。最近メルカリを始めたので、家にあるいらなくなったものを売り、お金がたまったらセーターを注文しに来ようと思っていました。そして今日、注文できました。僕の家にあった不要なものものが、この一着のセーターに変わるんですよ」と、うれしそうに教えてくれた。

 なるほど、そういう考え方があるのかと、感嘆した。これまでであれば、なにかほしいものがあるときは「それを買うために、自分はこれだけの金額を払ってもよいか」と考え、お財布と相談しただろう。ほしくても、そのときの懐事情が許さなければ、あきらめることになる。それが、メルカリのようなCtoC(個人間取引)のサービスが普及し、ものを売ることが手軽になった現在では、「それを手に入れるために、なにを手放してもよ…

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