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全国から注文殺到 福島名物「ラヂウム玉子」ロゴ入りTシャツが人気

「ラヂウム玉子」のロゴ入りTシャツを着る阿部留商店の奥田健さん。「地元を盛り上げたい」と話す=東京都中央区で2019年2月14日、曽根田和久撮影

 松尾芭蕉が訪れたことでも知られる飯坂温泉(福島市)の名物「ラジウム玉子」のロゴをデザインしたTシャツが発売された。昭和テイストのレトロなデザインが人気を呼び、ツイッターなどSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を中心に口コミで拡散。冬場には異例の100枚超えのペースで売れ、沖縄からも購入希望の連絡が入るなど話題を集めている。

 福島の奥座敷として首都圏からの観光客も多い飯坂温泉は、日本で初めてラジウムが確認された地。「ラジウム玉子」と名付けられた温泉玉子は名物で、約10軒の業者が製造している。福島ではスーパーでも普通に買うことができる、地域を代表する食べ物でもある。

「ラヂウム玉子」のロゴ入りTシャツを着る阿部留商店の奥田健さん。「地元を盛り上げたい」と話す=東京都中央区で2019年2月14日、曽根田和久撮影

 Tシャツの販売を始めたのは「元祖ラヂウム玉子」を製造・販売している福島市飯坂町の「阿部留(あべとめ)商店」。販売を企画した同店の奥田健(おくた・たける)さん(27)によると、2018年10月に東京・六本木であったイベントに出店する際、販売用のユニホームとしてロゴを大きくあしらったTシャツを1枚作ったのがきっかけだった。イベントに訪れた人たちから「かわいい」「売ってほしい」という声が多く寄せられたことから商品化を思い立ち、19年1月末からオンラインショップで受け付けを開始するとともに、飯坂温泉にある店の店頭でも販売を始めた。

 同店は1878(明治11)年創業。「ラヂウム玉子」は奥田さんの曽祖父に当たる2代目の阿部義雄さんが大正のころから開発に取り組み、昭和初期に販売を始めた店の看板商品。今も飯坂温泉の源泉で温めて製造するため、源泉に浸す時間を日々調整するなどの手間がかかっているという。ロゴも2代目が手がけたもので、今も玉子を包む紙に使われている。

 奥田さんは東京での学生生活を経て地元にUターンして家業に入った。大学1年の時に起きた東日本大震災を機に、かけがえのない地元の良さを再認識するとともに、もっと盛り上げたいと思ったことがきっかけだったという。全国から注目を集めたTシャツの人気に驚きつつ、「飯坂温泉に足を運ぶきっかけになってくれるといい。地元をもっと盛り上げたい」と意気込みを新たにしている。

 Tシャツは赤、青、黄の3色。サイズは4種類(S、M、L、XL)。2500円(税込み)。現在は店頭販売のみで、インターネットでの受注販売は終了しているものの、まもなく第2弾の販売も計画している。同店の公式サイト(https://abetome.com/)。【曽根田和久】

阿部留商店の「ラヂウム玉子」。Tシャツにも同じロゴがあしらってある=東京都中央区で2019年2月14日、曽根田和久撮影

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