【ワシントン会川晴之】トランプ米大統領は16日にも、過激派組織「イスラム国」(IS)のシリアでの支配地域が消滅したとする発表を行う見通しだ。2014年9月から始めたシリアでの戦闘を終結させ、約2200人の駐留米軍を撤収させる方針も改めて示すとみられる。
ただ、ISは支配地を失ったとしても、「(シリアとイラクに)2万~3万人の戦闘員がいる」(ボーテル米中央軍司令官)と見られており、米軍撤収により息を吹き返すとの懸念もある。そうした中でのトランプ氏の発表は、在外駐留米軍の規模縮小という自らの方針を正当化する政治的な色彩が強いものといえる。
トランプ氏は15日、ホワイトハウスで記者団に「シリアと(ISの)支配地域の消滅についてのすばらしい知らせがある。24時間以内に発表されるだろう」と語った。
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