◆加藤一二三(かとう・ひふみ)さん
(毎日新聞出版・1080円)
「ひふみん」の愛称でも知られる将棋棋士は、敬虔(けいけん)なカトリック信者としても知られている。これまで著書や講演会などでキリスト教の教義を詳しく語ることはなかったが、出版社から「人生論の本を、キリスト教に深く突っ込んで書いてほしい」と打診され、本書の執筆を決めた。
毎週日曜は必ず教会に通い、聖書だけでなく歴代のローマ法王の著書も読んだ。出版が決まってから改めて準備することもなかったといい「現ローマ法王のフランシスコの言葉も入れているので、多くの信者が知らないこともある」。棋士生活での経験を織り交ぜた「何度失敗しても、立ち上がればいい」「弱いから負けるのではない」など44の人生の教訓には、クリスチャンの一面をうかがい知ることができる。
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