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不知火のほとりで

石牟礼道子の世界/70止 されく

 <日曜カルチャー>

魂が動く、日が昏れる

 2月3日、石牟礼道子さんの一周忌の法要が熊本市東区の真宗寺であった。親族ら23人が集まった。

 道子さんの12歳下の妹の西妙子さんは茶系の渋い柄のワンピース。道子さんの形見の着物を洋風に仕立てたものだ。「わあ、覚えがあります」と女性らが囲む。

 石牟礼さんは1978~94年、真宗寺の崖下に仕事場を借りた。寺に始終行き来し、住職一家や修行僧らと親しんだ。84年の親鸞聖人御遠忌(しんらんしょうにんごえんき)に「花を奉るの辞」を奉納。先代住職死去の折には導師を務めた。縁の深いお寺である。

 現在の佐藤薫人(ふさと)住職は82年生まれ。本堂で仕事をすることもあった石牟礼さんは先代住職の孫の…

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