「逸失利益で賠償金の差つけないで」 重度の知的障害者死亡巡り22日判決

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訴訟への思いを街頭で訴える原告の鶴田明日香さん。遺影は亡くなった弟早亨さん=愛知県安城市で2018年12月18日、野村阿悠子撮影
訴訟への思いを街頭で訴える原告の鶴田明日香さん。遺影は亡くなった弟早亨さん=愛知県安城市で2018年12月18日、野村阿悠子撮影

 愛知県安城市で2013年、重度の知的障害のあった鶴田早亨(はやと)さん(当時28歳)が障害者支援施設を抜け出して死亡した事故を巡り、遺族が施設を運営する社会福祉法人に約7200万円の賠償を求めた訴訟の判決が22日、名古屋地裁で言い渡される。遺族は訴訟で、将来働いて得られたはずの「逸失利益」を基に賠償額が算定されることに疑問を投げかける。

 訴状によると、鶴田さんは13年3月22日、施設を抜け出し、近くの商業施設に陳列してあったドーナツを大量に口に詰め込んで窒息死した。食べ物を口に詰め込んでしまうため施設では食事を一口ずつ小皿に移していた。施設側は内側から開けられない構造の扉が何らかの原因で開き、鶴田さんが抜け出したとみられると説明した。

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