- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

「あまねく世界からフィジカルな苦役を無用とする」。この遠大な理想を掲げるのは株式会社「人機一体(じんきいったい)」(滋賀県草津市青地町)だ。危険な作業や重労働から人を解放することを目指し、人がわずかな力で操作できる「人型重機」(ロボット)の開発に取り組んでいる。【佐竹義浩】
「社名の人機一体は、『人馬一体』という言葉に由来しています。人と馬が協調して乗馬競技のような高度なレベルのタスク(果たすべき仕事や作業)をこなすように、『人型重機』も人と機械が協調して重労働に当たります」
こう説明するのは金岡博士社長(47)。土木工事に使われるショベルカーなどの重機も人が操作するが、ショベル部分は限られた動きしかできず、人間ほど器用とは言い難い。一方、「人型重機」には人間と同様に目と両手足があり、二足歩行して現場を歩き回ったり、重量物を持ち上げたりすることを想定。しかも、ショベルカーなどと違い、操作者は人型重機の動きと一体化しているのが特徴だ。
この記事は有料記事です。
残り1819文字(全文2242文字)
あわせて読みたい
スポニチのアクセスランキング
現在
昨日
1カ月