「暴行、絶望感抱かせた」 裁判長説明に父、涙 大津いじめ自殺

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判決後、記者会見する生徒の父親=大津市で2019年2月19日午後4時34分、猪飼健史撮影
判決後、記者会見する生徒の父親=大津市で2019年2月19日午後4時34分、猪飼健史撮影

 大津市立中学2年の男子生徒(当時13歳)の自殺を巡る損害賠償訴訟。大津地裁は19日、元同級生によるいじめが自殺の主な原因と認めた。原告として出廷した生徒の父親(53)は判決を聞きながら時折、ハンカチで目頭を押さえた。提訴から7年。全国でいじめ対策が見直されるきっかけとなった一連の問題は、区切りを迎えた。

 「元同級生2人の暴行は孤立感、無価値感、無力感、絶望感を男子生徒に抱かせた」。西岡繁靖裁判長は、判決の理由を口頭で説明する異例の対応をした。民事訴訟の判決の場合、主文のみが読み上げられ、理由まで語られることはほとんどない。西岡裁判長は主文の後、生徒の父親に語りかけるかのように5分以上、理由を述べ、父親は閉廷後も涙を抑えきれずにいた。

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