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第94回センバツ高校野球

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起こせ啓新旋風

センバツ2019 選手紹介/1 安積航大投手(2年)/浦松巧投手(2年) /福井

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 <第91回選抜高校野球>

 3月23日に開幕する第91回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)への初出場を決めた啓新。甲子園初勝利を目標に、部員一人一人が課題を設定して練習に励んでいる。主なメンバーを紹介する。【塚本恒】

筋力増で全力投球 安積航大投手(2年)

啓新の安積航大投手=福井市文京5、塚本恒撮影 拡大
啓新の安積航大投手=福井市文京5、塚本恒撮影

 身長184センチの本格派右腕。球速は130キロ台半ばだが「大事なのは球の質。制球力には自信がある」と胸を張る。内外角を丁寧に突く投球が持ち味で、昨秋の公式戦は大半の試合で先発を担った。

 昨年10月の北信越地区大会で、全国レベルの壁を感じた。印象に残ったのは決勝で相まみえた星稜(石川)。わずかに浮いた球を簡単に捉えられた。「初球でも甘い球は見逃さない。気を抜いてはいけないことを学んだ」と振り返る。

 今冬は、筋力トレーニングに力を入れた。体を一回り大きくするため走り込みやスクワットに時間を割き、下半身をいじめ抜いた。「スタミナ面の不安を無くし、最初から全力で投げられる投手になりたい」と意気込む。

ピンチ救う強心臓 浦松巧投手(2年)

啓新の浦松巧投手=福井市文京5で、塚本恒撮影 拡大
啓新の浦松巧投手=福井市文京5で、塚本恒撮影

 普段は人なつっこい雰囲気を醸すが、登板すればポーカーフェースだ。「マウンドでは表情が引き締まると言われる」。そんな強心臓を買われ、救援として起用されてきた。昨秋の北信越地区大会は全5試合に2番手で登板し、自責点0。決勝の星稜戦は8回無失点のロングリリーフで存在感を見せ、引き分け再試合につなげた。

 右横手投げで、球威のある直球と曲がり幅の大きいスライダーが強み。植松照智監督も「浦松が成長してくれたのが大きかった」と目を細める。だが当の本人は「制球力は不安定だし、球の切れも不十分」とさらなる高みを目指す。甲子園でもピンチでの登板が予想されるが「どんな場面でも抑えられる投手になりたい」と語った。

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