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渡会幸治(わたらい・ゆきはる)さん(53)
「進歩を続ける捜査手法と被害者や遺族に寄り添う気持ち。その二つを持って捜査に当たりたい」。殺人事件などの凶悪犯罪を担当する警視庁捜査1課。その74代目の長として約400人の刑事を率いる覚悟を語った。
18歳で入庁後、20代から一貫して刑事畑を歩んできた。記憶に残るのは1995年の地下鉄サリン事件。現場に居合わせ被害を受けた妊婦に聴取した時だ。「おなかの子は大丈夫でしょうか」と聞かれ、言葉に詰まったという。「犯罪は被害者の人生を変えてしまう。女性や子どもの心に傷をつける事件は許せない」と語る…
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