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「平成」と書かれた額を掲げて、新元号を発表する小渕恵三官房長官=首相官邸で1989年1月7日撮影

 新元号が4月1日に発表され、5月1日に改元される。今回が平成最後の「校閲発 春夏秋冬」となりそうだ。そこで紙面の言葉の変遷から、30年間の平成は言葉の面ではどのような時代だったのか、その一端を考えてみた。【松居秀記】

 ■巡り来ることば

 ◆平成30年間にどう変遷

 「比ゆ」「造けい」のような漢語の一部を仮名書きにする、いわゆる「交ぜ書き」を紙面で見たことのある人は多いのではなかろうか。新聞は多くの人に読めるように「現代の国語を書き表す場合の漢字使用の目安」とされる常用漢字表におおむねのっとる必要がある。

 そのため、同表外の漢字を含む熟語を書き表す場合に便宜的に行った書き方だ。この書き方は以前から読みにくいと指摘されていた。しかし、使わざるを得ない言葉は紙面に何度も登場する。そこで交ぜ書きを解消するため、読み仮名をつけたり例外規定を設けたりして工夫を重ねてきた単語が、この30年の間にはいくつかある。

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