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第73回毎日映画コンクール

特別賞 戸田奈津子さんの軌跡 洋画へ橋渡し40年

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「これからは、大好きな映画をもっともっと楽しみながら仕事をしていきたい。映画を見たあとに余韻を味わえる作品、心に残る映画にたくさん出会いたいと思っています」と話す戸田奈津子さん=内藤絵美撮影
「これからは、大好きな映画をもっともっと楽しみながら仕事をしていきたい。映画を見たあとに余韻を味わえる作品、心に残る映画にたくさん出会いたいと思っています」と話す戸田奈津子さん=内藤絵美撮影

 「第73回毎日映画コンクール」の表彰式が14日に行われ、映画字幕翻訳家の戸田奈津子さん(82)に特別賞が贈られた。映画字幕の第一人者として約40年にわたって活躍、これまで1500本以上の作品の字幕を手がけてきた。戸田さんは来日するスターや有名監督から名指しで通訳を依頼されることも多い。映画字幕は黒衣だが、観客が映画を理解するための橋渡しとなる重要な仕事で、今もばりばりの現役だ。映画字幕の楽しさと極意、映画にささげた人生について語ってくれた。【鈴木隆】

 戸田さんが映画の日本語字幕を本格的に担当するきっかけになったのは「地獄の黙示録」(1980年日本公開)。フランシス・フォード・コッポラ監督から依頼され、ロケ現場も訪れた。映画字幕の仕事を待ちわびて20年。40歳を過ぎていた。それまで、来日ゲストの通訳などを務めてきたが「念願だった字幕翻訳の扉が開かれた。それ以外にやりたいことはなかった」と話す。

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