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第94回センバツ高校野球

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飛翔

センバツ山梨学院 第2部・支える/2 書道部3年・新井蝶結さん 「大きく羽ばたいて」 強い気持ちで書く /山梨

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「飛翔」の文字を書いた新井蝶結さん=甲府市で、金子昇太撮影 拡大
「飛翔」の文字を書いた新井蝶結さん=甲府市で、金子昇太撮影

 <第91回選抜高校野球>

 山梨学院の新井蝶結(りぼん)さん(3年)はセンバツの企画タイトル「飛翔」の書を手掛けた。母が書道の先生をしていた影響で、3歳で字を書き始め、山梨学院に入学すると、部活は迷わず書道部を選んだ。

 「大きな筆で文字を書いてみたかった」。県内では、音楽の演奏に合わせて書を完成させる「書道パフォーマンス大会」が毎年開かれている。両手で巨大な筆を抱え、一辺が最大8メートル近くになる長方形の和紙やロール用紙に字を刻む。

 2年の時に出場した大会で「感謝」と記した。周囲からは「字に気持ちが籠もっている」と評された。「同じ志を持って頑張ってきた部員や支え続けてくれた家族を思い浮かべた。同じ字でも、気持ちの持ち方で印象が変わる」と思った。

 「飛翔」を書くに当たって最初に心掛けたのは、バランスだ。「飛」の上部を横にどれだけ伸ばすか、「翔」の部首とつくりの大きさをどう配置するか--。多くのパターンを試しながら、徐々にイメージをつかんだ。「後は強い気持ちで書く」。半紙いっぱいに筆を走らせた。

 書道部と掛け持ちでチアリーダー部員としても活動し、3年間、野球部の応援を続けてきた。「プレーを見ていると気持ちが熱くなる。グラウンドにいる選手たちに届けと思って声も大きくなるし、踊りも一つ一つに力が入る」

 1年時は、夏の山梨大会で5年ぶりに甲子園出場を決めた瞬間を見届けた。昨夏は、甲子園のアルプス席から同級生の奮闘を目の当たりにした。そんな光景を思い出しながら揮毫(きごう)したという。飛翔という二文字に「日々の練習が生かせるような試合をして、大きく羽ばたいてほしい」との思いを込めた。センバツは、アルプス席で声をからすつもりだ。【金子昇太】=随時掲載

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