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中高制服、割れる選択制導入

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制服のスラックスを着こなす高崎市立高崎経済大学付属高校の女子生徒たち=群馬県高崎市の同校で、鈴木敦子撮影                                                                      
制服のスラックスを着こなす高崎市立高崎経済大学付属高校の女子生徒たち=群馬県高崎市の同校で、鈴木敦子撮影                                                                      

 かつて管理教育の象徴だった公立中学、高校の制服を、性別によらない選択制にする動きが広がる。だが、まだ男女別の制服を課す学校が大半だ。選択の自由を求める生徒にはどんな事情があるのか。各地の選択制導入の経緯とともに探った。

 ●「心の性」に対応

 群馬県高崎市の市立高崎経済大付属高校の校則には、女子の制服としてスカートとスラックスの両方が明記されている。浜野雅樹校長によると、校則が変わったのは約10年前。当時2年生だった飯塚花笑(かしょう)さん(28)=映画監督=が「男子の制服を着たい」と要望したことがきっかけだった。

 飯塚さんは性別に違和感があり、スカートが苦痛だった。担任に相談すると、男女共通の体育着を着ることは許されたが、校内で一人だけの「浮いている」状態に耐えきれなくなった。性同一性障害の診断が出せる県外の医療機関まで足を運び、高校に診断書を提出してようやく許可が下りた。それを機に学校は規則に手を入れた。生徒たちによると、冬はスカートでは寒いこともあり、現在、女子の1~2割程度が「スラックス派」という。

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