生態調査・保全にドローンなど新技術 宮城・伊豆沼

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内沼で羽をやすめるチュウサギ=宮城県栗原市で、山田研撮影
内沼で羽をやすめるチュウサギ=宮城県栗原市で、山田研撮影

 ドローンや携帯電話回線などを使った野生生物の新たな観察成果や基礎的な実証例が、宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団(栗原市)主催の研究集会で報告された。新技術活用は数年前に始まったばかりで、熟練した人の目が支えてきた生態研究や保全の取り組みの手法が広がると期待される。【山田研】

 伊豆沼は観光資源でもあるハスが増えすぎたため、水質悪化や在来植物の減少が問題になり、東京大大学院農学生命科学研究科などが2年前から、携帯電話回線で制御する無人小舟で水中のハスを刈り、水中の酸素量を回復する試みを続けている。

 17日に開かれた「伊豆沼・内沼研究集会」では、水面上の障害物やアサザなど希少在来種などを避けるため、「目」にあたるカメラを取り付け、送られた画像を解析しながら航行させる実験結果を同研究科の学生が発表。試験的に沼に打ち込んだポールやアサザを4メートル手前から識別でき、舟の衝突回避制御は「可能である」と報告した。

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