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北海道地震

震度6弱 観光立て直しに懸念 停電は限定的

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 北海道胆振(いぶり)地方中東部を震源とする21日夜の地震は、厚真町で最大震度6弱を観測し、交通機関に影響が出たが、昨年9月の胆振東部地震の時のような全域停電(ブラックアウト)は起きなかった。大きな被害はなかったが、前回地震から半年もたたないうちに強い地震が発生し、道内の観光関係者からは懸念の声が上がっている。

     道などによると、札幌、苫小牧、登別3市で30~80代の男女5人が転ぶなどして軽傷。厚真町で最大111戸が断水、むかわ町で煙突が倒壊するなど3市町で建物3件が一部損壊した。JRは22日までに特急など91本が運休し約3万6000人に影響が出た。札幌市営地下鉄も全面再開まで約7時間半かかった。

     北海道電力によると、地震直後の1分間に厚真町など4町で停電が発生。昨年9月の地震では同町にある苫東(とまとう)厚真火力発電所が停止した影響でブラックアウトが起き、停電の全面解消まで約1カ月かかったが、今回は主要発電所に異常はなかった。

     今後心配されるのは「風評被害」による観光への影響だ。道内有数の観光地、小樽市の担当者は「これ以上余震が続けば北海道に地震のイメージが定着しかねない」と不安を隠さない。【澤俊太郎、日下部元美】

    ネットでデマ相次ぐ 北海道警、鳩山元首相投稿も「認定」

     地震を巡りソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じ「5、6時間後に本震が来る」「中国が地震兵器を実験した」「大学の核実験が原因」など根拠のないデマが流れたとして、道警が警戒を呼びかけている。道警がデマと認定した中には、鳩山由紀夫元首相のツイッターに投稿された内容も含まれていた。

     鳩山氏は21日夜の地震直後、自身のツイッターで「(厚真町は)本来地震にほとんど見舞われなかった地域。苫小牧での炭酸ガスの地中貯留実験による人災と呼ばざるを得ない」と主張。これに対し、インターネット上で「今すぐ削除すべきだ」「震災デマだ」などと批判が殺到した。

    「納得できぬ」

     鳩山氏は毎日新聞の取材に「(炭酸ガスの地中貯留実験と地震の)関係を指摘する専門家の意見や資料があり、根拠なくデマと断じるのであれば、非常に不本意で納得できない」と事務所を通じてコメントした。

     道警は22日午後6時までにこのツイートを含め、サイバーパトロールで16件の「流言飛語」を確認したと明らかにした。【野原寛史、松本惇】

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