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伊万里で最古の青磁出土 1630年代、有田から技術移転 佐賀・栗木谷窯跡

出土した磁器片。左上は青磁(手前)がさや鉢(陶器)に熔着している。下の二つは12センチと8センチの青磁の破片=佐賀県伊万里市の栗木谷窯跡で2019年2月16日、渡部正隆撮影

 伊万里市松浦町の栗木谷(くりきだに)窯跡から1630年代とみられる青磁の磁器片3点が出土していたことが分かった。磁器片と周辺の窯跡の出土状況から「有田から磁器の製造技術が移転した伊万里市内では最初の窯跡」と市教委は位置づけている。市内では1580年代から築窯され、江戸初期には松浦町(旧佐賀藩領)と大川町(旧唐津藩領)は一大窯業地となり、80前後の窯跡が残る。大半が陶器の窯。今年度から発掘調査中の栗木谷窯跡からも陶器の皿や碗(わん)が多数出土し、市教委は「1610年代の陶器の窯跡」としていた。【渡部正隆】

 市教委は16日、栗木谷窯跡で埋蔵文化財の専門家を招いた現地説明会を開いた。その準備のため、市の担当者が発掘した陶片を整理中に青磁の磁器片3点を見つけた。このうち最小の5センチは、青磁がさや鉢に熔着(ようちゃく)していた。さや鉢は高級品を入れ、焼成の際の火煙から製品を保護する耐火性の容器。熔着した青磁片の出現は、この窯で磁器を焼いた「動かぬ証拠」となった。

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