信州取材前線

「グル」今季、姿見せず 23季連続、諏訪湖に飛来のオオワシ ファンら「来季は必ず」 /長野

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 1996年の初飛来以来、冬になると23季連続で諏訪湖に姿を見せてきたオオワシの「グル」が今季、姿を見せなかった。撮影を楽しむアマチュア写真家や野鳥愛好者らは「優雅に飛ぶ姿に元気と勇気をもらっていた。とても残念」と話す。初飛来から見守り、衰弱したグルを保護するなど長年観察を続けてきた日本野鳥の会諏訪支部長の林正敏さん(75)=岡谷市=は「今季の飛来はもうない、と思う。30年は来ると予測していたが。来年も来なければ死んでしまった可能性もある」と指摘する。【宮坂一則】

 オオワシは絶滅危惧種の国天然記念物。林さんが、後にグルと名付けられる雌のオオワシを初めて見たのは96年1月中旬、下諏訪町高浜の諏訪湖沖で。体全体がトビのような地味な色合いで、尾もごま塩模様のまだら状だったことなどから幼鳥と判断し、繁殖地のロシア極東地域から成鳥になりながら諏訪湖に飛来したと推測した。

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