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もう一度食べたい

記者編 「ビゴ」のサバラン 仏の伝統、兵庫・芦屋で受け継ぐ

ビゴの店のサバラン(手前の二つ)

 兵庫県芦屋市のブーランジェリー(パン店)「ビゴの店」創業者でフランスパン職人のフィリップ・ビゴさんが、昨年9月、76歳で逝った。受け継がれる味は、バゲットなどのパン類だけではない。根強い人気の菓子「サバラン」を訪ねた。

 何十種類ものパンが並ぶ店内の一角。ガラスケースにオペラやミルフィーユなど定番のフランス伝統菓子類が並ぶ。そこに1972年の開店以来、座り続けてきたのがサバランだ。フランスパンのおいしさを知られる同店だが、常連客を中心に隠れた人気を持つ。

 「うちの場合、パンもそうですが、サバランも他のお菓子類もオーソドックスながら飽きない味だと思います。特に常連客に愛され、親子2世代にわたって購入を続けてくださる方々も多いんですよ」。引き継いだビゴさんの長男ジャンポール・タロウ・ビゴさん(48)は言う。「デコレーションでなく、おいしさが基本」と口酸っぱく言い続けたビゴさんの遺志を映す。

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