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今週の本棚・この3冊

平成の経済と社会 伊東光晴・選

<1>水俣病の科学(西村肇、岡本達明著/日本評論社/3564円)

<2>21世紀の資本(トマ・ピケティ著、山形浩生、守岡桜、森本正史訳/みすず書房/5940円)

<3>ルポ トランプ王国(金成隆一著/岩波新書/929円)

 日本の公害の頂点は水俣病である。いや、世界でも最大で最悪の大惨事を引き起こした。その原因がチッソ水俣工場の廃液であることはわかっていても、科学的説明はないまま、1968年政府はアセトアルデヒド(エチレンを酸化してつくる刺激臭のある無色の液体)合成工場内で生成されたメチル水銀が原因であると正式発表を行った。だがなぜ有機水銀(有害)が生成されたのか。同じ様な生産方法をとる他の工場では、なぜ水俣病は発生しないのか。なぞは不明のままだった。

 <1>の西村氏は、大学定年後、全力をあげてこのなぞに取り組む。チッソの労働組合の委員長だった岡本氏…

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