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菅義偉氏/下 「リーダーを目指す人の心得」 パウエル元長官の「はい上がってきたすごみ」

菅義偉官房長官=東京都千代田区で2019年1月24日午後4時56分、根岸基弘撮影

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 「なにごとも思うほどには悪くない。翌朝には状況が改善しているはずだ」

 2015年に成立した平和安全法制(安全保障関連法)の国会審議中に、この言葉に励まされた。イラク戦争時の米国の国務長官だったパウエルさんの著作で、彼が披露した座右の銘の「13カ条のルール」の筆頭の格言だ。

 当時は「この法案を通せば内閣支持率が10%は下がるだろう。しかし国民の生命と財産を守るために絶対必要だ」という不退転の決意で臨んでいた。それでも最終盤で審議が空転して深夜国会になった時は私もヘタヘタになり、さすがに「こりゃ無理かもしれないな」という気持ちにもなった。その時思い出したのがこの言葉。実際、翌朝には可決された。「一晩寝れば気持ちは変わるんだな」と、パウエルさんの至言に脱帽した。私は「やる」と決めたら一気に突き進むタイプだから、一呼吸置くという姿勢の大切さを教わったような気がした。

 パウエルさんは黒人初の米軍統合参謀本部議長で、相当な苦労人だ。陸軍士官学校ではなく、一般大学で受講…

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