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菅義偉氏/下 「リーダーを目指す人の心得」 組織運営の要諦学ぶ

菅義偉官房長官=根岸基弘撮影

 「なにごとも思うほどには悪くない。翌朝には状況が改善しているはずだ」。2015年に成立した平和安全法制(安全保障関連法)の審議中、この言葉に励まされた。イラク戦争時の米国の国務長官だったパウエルさん。彼が披露した座右の銘「13カ条のルール」の筆頭の格言だ。

 当時は「この法案を通せば内閣支持率が10%は下がるだろう。しかし国民の生命と財産を守るために絶対必要だ」との決意で臨んだ。それでも最終盤で深夜国会になった時は「こりゃ無理かもしれないな」という気持ちにもなった。その時思い出したのがこの言葉。実際、翌朝には可決された。「一晩寝れば気持ちは変わるんだな」と、パウエルさんの至言に脱帽した。

 パウエルさんは黒人初の米軍統合参謀本部議長で、相当な苦労人だ。一般大学から任官して「四つ星大将」に…

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