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プラスチック危機

安価で丈夫なプラスチックは多くの製品に用いられ、20世紀半ば以降の暮らしを大きく変えた。一方で、2050年までに海に流入するプラスチックごみの総重量が、世界の海に生息する魚の総重量を超えるとの予測もあり、分解されずたまり続ける大量の廃プラスチックの問題が世界で懸念されている。「便利さ」追求の陰で広がる「危機」を現場から考える。

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プラスチック危機

廃プラ輸出を原則禁止へ 削減・リサイクルを強化へ

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回収先から運ばれてきたプラスチックなどの廃棄物を選別、破砕する施設=東京都大田区京浜島で2018年11月6日、岡礼子撮影
回収先から運ばれてきたプラスチックなどの廃棄物を選別、破砕する施設=東京都大田区京浜島で2018年11月6日、岡礼子撮影

 原田義昭環境相は26日の記者会見で、汚れてリサイクルできないプラスチックごみを中国などアジア各国へ輸出してきたことについて「基本的にはやめなければいけない」と述べ、原則禁止とする考えを表明した。今秋にも関係省令を改正し、輸出手続きを厳格化する。今後はプラごみの削減やリサイクルを強化する方針だ。

 日本を含む先進国はプラごみを自国内で処理しきれず、安価な原料として受け入れるアジア諸国に輸出してきた。日本は2017年に約150万トンを輸出。この中には▽たば…

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