メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

プラスチック危機

廃プラ輸出を原則禁止へ 削減・リサイクルを強化へ

回収先から運ばれてきたプラスチックなどの廃棄物を選別、破砕する施設=東京都大田区京浜島で2018年11月6日、岡礼子撮影

 原田義昭環境相は26日の記者会見で、汚れてリサイクルできないプラスチックごみを中国などアジア各国へ輸出してきたことについて「基本的にはやめなければいけない」と述べ、原則禁止とする考えを表明した。今秋にも関係省令を改正し、輸出手続きを厳格化する。今後はプラごみの削減やリサイクルを強化する方針だ。

     日本を含む先進国はプラごみを自国内で処理しきれず、安価な原料として受け入れるアジア諸国に輸出してきた。日本は2017年に約150万トンを輸出。この中には▽たばこの吸い殻が入ったペットボトル▽建物解体で木くずや土砂が混じった断熱材▽正しくリサイクルされなかった家電製品――なども多いという。

     世界最大の輸入国だった中国は17年末にプラごみの輸入を禁止。日本は輸出先を変え18年には約100万トンを輸出したが、台湾やマレーシアなど他のアジア各国・地域も輸入制限の動きを見せている。

     環境省によると、廃棄物の越境移動を規制するバーゼル条約の締約国会議が4月末からスイスで開かれ、条約の対象品目に「汚れたプラスチック」を追加する改正案が議論される。日本も提案に賛同し、プラごみ輸出の際には相手国の同意を必要とするなど規制強化する方針だ。

     会見で原田環境相は「これからは発生量を抑え、きちんとリサイクルできる体制を作るのが基本だ」と強調した。【五十嵐和大】

    おすすめ記事

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. CBCテレビ 「水戸黄門」再放送終了へ 74年から通算6800回
    2. 西山さん「無罪判決もらえるよう、頑張る」 滋賀患者死亡・再審確定
    3. 除染土使用に反発「安全なら五輪に」 福島・常磐道の沿線住民
    4. 頼みのバッハ会長が水面下で「NO」突きつけ…JOC竹田会長は「詰んでいた」
    5. コトバ解説 「死体」と「遺体」の違い

    編集部のオススメ記事

    のマークについて

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです