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ストライキ、街頭デモ…16歳の環境活動家 若者たちと連帯、地球温暖化防止に挑む

「気候のための学校ストライキ」と書かれたプラカードを手にデモの先頭を歩くグレタさん(中央)=ブリュッセルで2019年2月21日14時46分、八田浩輔撮影

 自分を取り囲む報道陣を押し返す屈強な警察官たちの怒声に、少女は困惑した表情を浮かべていた。16歳の環境活動家、グレタ・トゥーンベリさん。地球温暖化問題を語る上で、いま世界で最も注目を集める一人だ。彼女は今月21日、自宅から1600キロ離れたベルギーの首都ブリュッセルの路上に立っていた。

 きつく編み上げたお下げは、彼女が生まれ育ったスウェーデンの童話「長くつ下のピッピ」を思い起こさせる。物静かなグレタさんは、主人公のピッピのように破天荒でも力持ちでもない。それでも国境を越えた同世代の若者たちと連帯して大きな闘いに挑む姿は、「世界で一番つよい女の子」ピッピに重なる。

 温暖化がもたらす危機と対策の強化を訴えるため、欧州各地では数万人の若者が週に1度学校を飛び出して街でデモを続けている。グレタさんは昨年8月、スウェーデンの国会前で単身座り込みを続け、未来のために声を上げる若者たちの呼び水になった。この日はブリュッセルの中心部で、「気候のための学生ストライキ」とスウェーデン語で書かれたプラカードを手に長い隊列の先頭を歩いていた。彼女の後ろを歩く7500人の多くは、…

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八田浩輔

ブリュッセル支局 2004年入社。京都支局、科学環境部、外信部などを経て16年春から現職。欧州連合(EU)を中心に欧州の政治や安全保障を担当している。エネルギー問題、生命科学と社会の関係も取材テーマで、これまでに科学ジャーナリスト賞、日本医学ジャーナリスト協会賞を受賞(ともに13年)。共著に「偽りの薬」(毎日新聞社)。Twitter:@kskhatta

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