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「統一された祖国で歌を」米朝会談見守る在日コリアン・ソプラノ歌手

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ソプラノ歌手の金桂仙さん=大阪市淀川区で2019年2月27日、高村洋一撮影
ソプラノ歌手の金桂仙さん=大阪市淀川区で2019年2月27日、高村洋一撮影

 長引く祖国の分断に心を痛める多くの在日コリアンは2回目の米朝首脳会談を大きな関心を持って見守った。日本と韓国で活動し、一度は北朝鮮でも歌った在日韓国人2世のソプラノ歌手、金桂仙(キム・ケソン)さん(69)=大阪市淀川区=は米朝の対話がいずれ朝鮮半島の南北和解につながると期待する。会談では非核化の協議が合意に至らなかった。「残念ですが、会談を重ねれば信頼も生まれます」と、継続協議を強く望んだ。

 祖国の分断で何度も悔しい思いをした。朝鮮学校で学び、20代半ばまで大阪と東京の民族音楽団体で活動。韓国籍のため1973年、当時の東ドイツであった社会主義国の「世界青年学生祭典」参加を見送った。朝鮮籍に変えたが、今度は韓国での国民登録のせいで北朝鮮でのオペラ研修に参加できなかった。93年にやっと訪朝し、平壌(ピョンヤン)で国の要人を前に朝鮮の歌曲を熱唱した。

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