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広がる「#KuToo」 パンプス強制反対署名、1万人超える

パンプス強制への反対署名を呼びかけている石川優実さん=東京都千代田区で2019年2月1日、根岸基弘撮影

 「職場でのパンプス着用の強制をなくしたい」と訴えるインターネット上の署名活動への賛同者が1万人を超えている。署名活動を始めたグラビア女優でライターの石川優実さん(32)は「厚生労働省にパンプス強制を禁止する通達を各企業に出すよう求めたい」と協力を呼びかけている。

 活動はインターネット署名サイト「チェンジドットオルグ」で展開している。石川さんは1月、ツイッターで「女性が仕事でヒールやパンプスを履く風習をなくしたい」と問題提起。リツイート(拡散)が3万件に達し、性被害を告発する米国発の「#MeToo」にならい、靴と苦痛をかけて「#KuToo」というハッシュタグ(検索の目印)も登場した。そこでは、

 <マナーとされてる因習で、体が痛めつけられている>

 <現代のてん足>

 <職場の女性にきれいさを求め、女性は健康を害する。性被害だ>

と、女性を中心に共感の声が広がっている。

 また、男性からも

 <パンプス強制されるような職場があるとは知らなかった>

 <痛みは生産性を下げる。業務に関係ない足かせ>

と、賛同の声が上がっている。

職場でのパンプス強制をやめるよう訴える署名活動のチラシ。「#KuToo」賛同者のツイートが列挙されている

 「#MeToo」に刺激を受けたという石川さんは2017年12月、グラビア女優として活動する中で受けたセクハラ被害をブログで告白し、注目された。今回の署名活動について「#MeTooを打ち明けたときの反響に似ている。『ずっと我慢していて言えなかった』という声が多い。『みんなが苦痛なく働ける環境を作ろう』という思いから賛同してくれた方も多く、感謝しています」と手応えを語る。

石川さんがウイメンズマーチで掲げる予定のプラカードデザイン

 英国では2016年、会計事務所に勤務していた女性がパンプス着用のルールに抗議して解雇され、このドレスコードを性差別だとして違法とするよう政府に求める署名活動が起きた。賛同は15万件を突破し、英政府はジェンダーの平等に配慮した就業規則を作るよう通達を出した。石川さんは「この英国の動きに続けたら……」と期待する。

 石川さんは、3月8日の国際女性デーに東京都内で行われるウイメンズマーチに「#KuToo」のプラカードを掲げて歩こうと考えている。「声を上げたり怒ったりすると冷やかされがちだけど、この署名活動は『何かおかしい』と思いをつぶやくことから始まった。こうした動きをもっと広げていきたい」と意気込んでいる。【中川聡子/統合デジタル取材センター】

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